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夜空に飛び回る哺乳類のお話。

2021.08.03

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こんにちは☀
害虫駆除のガイチュウです。

 

 

今回は、ご相談が増えてきている
コウモリの調査・対策の紹介です🦇

 

 

 

先日お客様から

『お風呂の換気扇から、コウモリの糞が落ちてくる…。』

とお問い合わせを頂き、調査に伺いました。

 

 

 

 

問題のお風呂場を見させていただくと…

 

 

 

 

 

 

 

どーん。

 

 

 

 

 

 

 

強烈ゥ……。

 

 

これ全部コウモリの糞です。

 

 

 

 

 

 

 

この換気扇から糞が落ちてきたようです。

 

 

 

 

なんでこんなところから…。

と不安になりますよね。

 

 

 

 

今回のような家屋に被害をもたらすのは
アブラコウモリ(別名:イエコウモリ)
という約5cm程のとても小さなコウモリです。

 

 

こんなコウモリ見たことありませんか?

 

 

 

 

 

私たちの身近で生活するのは、
このアブラコウモリという種のみで
家の天井の隙間や雨戸の隙間をねぐらとしています。

 

 

 

 

 

 

なんてつぶらな瞳。

 

 

しかし実は視力は発達しておらず、
人間には聞こえない超音波を、
レーダーのように使って飛んでいます。

 

 

目ではなく超音波によって、
物体との距離・方向・大きさを知る
「エコーロケーション(反響定位)」
という能力を使うことで、
狭い個所や暗闇の中も自由自在に
飛ぶことができるそうです。

 

 

 

こんなゆるキャラみたいな顔して
凄い技を持ってますね。

 

 

 

そんなアブラコウモリですが、
日光に弱く、主に建物の隙間や屋根裏など、
暖かくて雨風を防げる暗い環境を好んで住みつきます。

 

 

そして集団で活動し、一晩に数百という昆虫を食べるため
住みついた場所に大量の糞尿をし、
私たちの生活に被害を及ぼします。

 

 

 

今回のようなお風呂の天井や換気扇は、
アブラコウモリとって好条件となり、
最高のねぐらになってしまったのでしょう。

 

 

 

 

 

さらにコウモリにとって
ねぐらは非常に重要な生息条件のひとつで、
基本的には変わることなく
毎年同じ場所にあると言われています。

 

 

そして日没後に
餌となる昆虫を求めて水辺や街灯に飛来し、
狩りが終わって明け方前に、
また家屋のねぐらへ戻る生活をしています。

 

 

 

家賃も払わず住みつくなんて、
なんて図々しい。

 

 

 

早めの対策が重要ですね。

 

 

 

アブラコウモリは家の換気扇、通気口から侵入し、
家の中へと入り込みます。

 

身体が小さいためわずか1~2㎝の隙間からでも、
簡単に入ることができます。

 

 

今回のお家でも、外壁の通気口から侵入し
住みついていたと思われます。

 

 

 

 

 

 

このように糞尿がついた換気扇の汚れは酷く、
清掃では取り切れないため、
新しいものと交換します。

 

 

 

そして、家の中にコウモリが居ないことを確認後、
侵入の可能性がある
外壁の通気口は全て塞ぐ作業を行います。

 

 

 

 

 

このような通気口も全て
ファインネットで塞いでいく予定です。

 

 

 

 

今回は調査のみでしたので、
作業の写真はまた後日ご紹介したいと思います😊

 

 

 

私たちの生活圏内でよく見られるアブラコウモリですが、
以前紹介したハクビシン同様、
「鳥獣保護法」で守られており、
許可なく捕獲・殺傷することは出来ません。

 

 また、野生動物のため
コウモリやコウモリの糞、死骸には
菌やウイルスを持っていることを否定できません。

 

ダニなどの寄生虫もついていることがあるため、
絶対に素手で触らないよう注意して下さい⚠

 

死骸や糞などはホウキやちりとりなどで片付けましょう。

 

 

コウモリの糞を見かける…。

コウモリが住みついている気がする…。

 

と不安な方。

 

 

当社では、調査のみも行っておりますので、お気軽にご相談下さい🦇

 

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🌸